イラストノート刊行記念、トークショーへ行きました。
このHPが発足する前の出来事なのでちょっと記憶がおおまかですが、とても良かったトークショーなのでまとめていきたいと思います。
12月12日(月)、大阪・心斎橋のスタンダードブックストアであったイベントです。
中村祐介さんは私の大学の先輩であり(何年も上ですが)、ASIAN-KUNG FU GANERATIONのCDジャケットから知り、画集も買った事があります。
書籍の装画も手がけていて、今度「夜は短し歩けよ乙女」のアニメ映画化も発表されましたね!とても楽しみです。
また、惜しげもなく無料でTwitterや実際教室を開いて、イラストレーターを目指す若者たちに助言を与えてくれる、新しいタイプのイラストレーターでもあります。
しかも!アジカンの後藤さんが来るのはとてもレアです!
アジカンを好きになってもう何十年とたつでしょうか・・・つい先日もLIVEに行くほど好きで(長くなりそうなのでまとめると)、対談なんてイベント、初めて見たので、速攻でイベントの予約をしました。
第一部
第一部は、後藤さんとイラストノートの編集の方との対談でした。主に中村さんの歴史やイラストについて話されていました。
また、印象深かったのは「絵はあんまり描きたくない」というニュアンスの事をおっしゃられていて、こう書くとちょっと語弊がありますが
どうやら私は、中村さんは「イメージが湧き出て仕方がない」タイプの人だと勝手に思っていましたが、実はそうでもなく、大変な思いをして描いている。
というのを聞いて、驚きました。
中村さんはよくサイン会をされいていたりで、実際に本物を拝見するのは初めてだったのですが、すごく口が達者な方で独特な雰囲気もあり、話が面白かったです。
第二部
第二部は、いよいよ後藤さんの登場です!
CDジャケットの話から、2人の出会いの話など、こんなにしゃべってる後藤さんを見ることが初めてだったので感動しました。
(いつもはLIVEの合間のMCぐらいなので)
後藤さんの話の中で印象的だったのが、アルバムが出来上がって中村さんにメールなどでアルバムの想いをうちあけるそうですが、ワールドワールドワールドというアルバムぐらいから、「もう次作れるかわからない」という事を毎回言っているらしく、中村さんも解散!?と思って集大成なアルバムジャケットを作ったほど、それぐらい毎回強い思いがあるらしいのです。
毎回のんきにアジカンのアルバムを待っていた自分からすれば、そうなの!?という驚きと、やっぱり生み出す苦しみをトップアーティストでも感じているんだなぁと改めて気づきました。
他には、中村さんの中では、ずっとアジカンのCDジャケットを担当しているけど、大丈夫なの?とレコード会社の方にも聞いたことがあるらしいのです。
それに対して後藤さんは、特に気持ちが変わるでもなく、毎回頼んでいるとおっしゃっていたので、2人の信頼感みたいなものを感じました。
デビュー当時から、一人のイラストレーターがずっと担当しているアーティストは他にいないかも。とおっしゃってました。
他には中村さんと後藤さんが海遊館に若い頃行った話もあったりで大変濃かったです。
第三部
第三部は質問コーナーでした。
後藤さんと話せる機会なんてそうないぞ!?と思ってがんばって手をあげましたが、結局あてられませんでした。笑
質問一つ目は、一回、アジカンのジャケットが中村さんではなく、真っ黒にロゴだけとなったことがあり、なぜそうなったのかというものでした。
が、今は秘密らしく、何十年後かに言うかも。だそうです!気になる〜
二つ目は、美術教師の人の質問で、教え子にどのようなことを教えていったらいいかだったと思いますが、中村さんの「教師がそういうことをやってもいいんだ」という憧れのような見本になるという答えが印象的でした。
三つ目は、後藤さんに対して、よくTwitterなどで政治のことに関して呟かれていることに対しての質問で、後藤さん的にはあんまり歌詞と政治のことに関して深読みしないで欲しいとおっしゃられていたのが印象的でした。
その後
19時半スタートで、21時半までの予定でしたが、終了したのがちょっと遅くなるほど、濃い時間でした。
その後、中村さんのサイン会があり、(どうやら全員のサインをし終える頃には日をまたいだそう・・・)私は次の日も早かったので、後藤さんのサイン本を手に入れてそそくさと帰りました。
すご〜く長いレポートになりましたが、実際にお二人の貴重なお話をきけてとても勉強になりました!